学童野球を「育てる」
アフターマッチファンクション(AMF)
アフターマッチファンクション(AMF)の推進
野球(スポーツ)では、両チームが全力で戦うことで、勝ちと負けの結果が表れます。喜びと悔しさがチームと選手の成長を促します。特に学童期においては、仲間との交流を通じた人間的な成長を重視することが、上達にも効果的であると考えます。共に戦った仲間として、お互いを称え合い、指摘・助言をすることで双方のチーム、選手の意識向上や仲間づくりに有益であり、何よりもスポーツマンシップを理解することが青少年少女の健全育成に有効と考えAMFを推進します。
AMFとは?
ラグビーの文化で試合後に行われる交流会です。交流会には、両チームの選手の他、大会関係者、チームスタッフ、審判員などが参加し、選手同士が健闘を称え合い、ねぎらいの言葉を掛けて親睦を深めます。同じ試合を作った仲間として、交流を図り、次の試合や練習に向けたスイッチを入れます。スポーツマンシップ理解や実践にも有効な機会として取り入れられています。
NPBガールズトーナメント2023でのAMF実施について
本連盟では、初めての試みとして、2023年7月に開催の「NPBガールズトーナメント2023」において、準々決勝以上の7試合終了後にAMFを実施しました。本大会には、全国より46チームが出場し、日本一を目指して熱戦が繰り広げられましたが、試合終了後に対戦した両チームの全選手を対象として、その試合を振り返り、お互いを称え合い交流することができました。試合が前提であることは間違いありませんが、AMFについても有益な機会とすることができました。
実施後の選手の声を集めていますので、以下よりご確ご確認ください。
「NPBガールズトーナメント2023 AMF実施アンケート」
AMFの今後の展開について
本連盟では、日本全国に多くの学童部(小学生)、少年部(中学生)の選手をお預かりしています。特定の年齢層の選手、試合、大会で交流の機会としてAMFを実施すること以上により多くの地域でより多くの選手の野球を通じた人間力向上やスポーツマンシップの理解を進めていくためにAMFの導入を推進します。全国の連盟関係者、チーム指導者、保護者の方々などの参考となるようにNPBガールズトーナメント2023でのAMF進行マニュアルおよび当日の動画を公開します。
「NPBガールズトーナメント2023 AMF進行マニュアル(抜粋版)」
AMF参加選手の交流の様子